2016/05/03

経済循環80年周期説(その2)~循環する要因

前回80年周期説を紹介し、今後予想される景気の状況を書いたが、その要因を独断で私見により分析してみる。
 景気循環を底の部分である分岐点から説明すると、地位が固定化し富が偏在し、社会制度が硬直しているので日本経済が衰退している。そこで改革者が現れ、それまでの権力者を駆逐して指導者となり、新たな仕組みの日本を創り出す。新たな日本では新しい優れた価値観を持って機会の平等と自由が与えられ、多くの人々が意欲を持って行動し経済は成長していく。そして、改革者たちが影響を持つ40年ほどは社会が成長する。ところが、その改革者たちの子孫は2代目、3代目となるにつれて保守的になり、自己の地位や財産を守ることに熱中し、社会制度が硬直していくことになる。権力者が地位を守るために世襲をし、財産を守るために税金をできるだけ少なくなるように力を注ぐ。すると経済は富の偏在で消費が低迷し、経済自体の規模が小さくなり経済は衰退していくのだ。
 現在は、富の格差が拡大し、税金の負担は富裕層ほど軽くなり、経済が衰退していく真っ只中にある。

(対策)
現代は、中小企業や個人事業者にとって非常に厳しい時代である。そのことを自覚し、市場環境、各種税制、補助金などに敏感になり、小さいながらも堅実な経営が求められるといえる。また、新たな時代に向けて優れた価値観を持った経営をすべきである。
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2016/05/01

景気循環80年周期説(その1)~景気循環理論と未来予想

経済周期の理論で80年周期説というものがある。
景気の周期が80年で循環しているというものである。40年で景気が上昇し、その後の40年で景気が後退し、それを繰り返すというものだ。

この理論が近代の日本にぴったりと当てはまるから面白い!
景気の底である明治元年が1868年、太平洋戦争の終戦が1945年で約80年である。その中間の頂点として日露戦争の終結が1905年となる。つまり、最初の40年で明治維新からの改革による富国強兵で経済成長を成し遂げ海外進出をする。そして、次の20年で経済は停滞するものの文化は成熟期し大正デモクラシーとなり、最後の20年は経済の衰退期になり太平洋戦争へと向かって行く。
 戦後は少し成長期が長くなるが、経済成長率をみると1990年のバブルが崩壊までの約45年が成長期にあったと言える。その後は低成長が続き失われた20年とも言われ、さらに近年は衰退が加速し低成長からゼロ成長となっている。

 この理論から予想できるのは、2030年頃まで日本の景気は悪化し続け、その後上昇に向かうと考えられる。現在の我々は衰退期に直面しており、今後10年以上さらに景気は悪化していくと予想されるのだ!!!その後に明るい未来はあるのだが、今は耐える時代に生きているといえる。

(対策)
現在のゼロ成長時代は15年ほど続くので、それに応じた経営を考える必要がある。また、その後の新時代に備えて耐え忍ぶ経営をし、新たな成長の芽を探すことが重要である。